実録!認知症の高齢者の言動3選

私は介護士として施設で働いています。

そんな私が施設で認知症の人とコミュニケーションをとるときにどう言った点に気をつけて接しているのかご紹介していきたいと思います。

認知症の方と接しているとこう言った事に出くわします。

  • 突然予想外のことを話だされる。
  • 同じ内容の会話を何度も話てくる。
  • 徘徊したり物を探し出す。

認知症の人は突然予想外の事を話し出す

認知症になっている人は、突然ありもしない事を現実に起きたかのように話し出します。

例えば家に居るのに日が暮れてくると
「もう日が暮れてきたからそろそろ家に帰らなくちゃいけんね。」と言ったり、
夫が仕事に行っている時に
「〇〇(夫)はどこに行った?私をほったらかしてどこかに行った?きっと遊びに行っているんだ」と言ったり、
家に居る時に突然
「あれ?〇〇(今は住んでいない兄弟や亡くなった祖父、祖母)がさっきまでいたと思うけどもう帰った?」等急に話しかけてきます。

初めて聞くと「え!?」と戸惑ってしまいますが、冷静になって優しくやんわりと「そうじゃないよ」と教えてあげて下さい。

認知症の人は同じ内容を話し出します。

認知症の方は同じ内容の会話を何度もあなたに話しかけてきます。あなたがそれをどう受け答えようが同じ事を何度も話しかけてくると思います。
なぜかと言うと認知症の人はあなたと会話をしたと言う体験自体を忘れてしまいます。

認知症の人は初めて話しかけたと思って会話をしてきます。話しかけられた方は何度も話を聞いている。状態が生まれてしまいます。

何度も同じ会話を聞かされてイライラしてくるかもしれませんが相手はそれが分からないのです。そしてそう言った会話は必ず相手が不安に思っているものが大半です。少し冷静になってこの人にとってはすごく大事な話なんだと割り切って何度も話を聞いてあげるようにしてください。

認知症の人は外を徘徊したり、家の中で物を探し出したりします。

認知症の人は外を徘徊したり、家の中で物を探し始める事が多くあります。その行為自体を「そんな事したらダメでしょ。」と厳しく辞めさせる事は相手を怒らせてしまいさらに行動を強めてしまう原因になります。

まずはどうしたのか相手に尋ねて下さい。そしたら相手は困っている事をあなたに告げてくると思います。まずはそれの解決を目指しましょう。そうすることでその人も安心して落ち着きを取り戻すと思います。

まとめ

認知症の人は急にありもしない事を言ってきたり、同じ会話を繰り返したり、徘徊したり家の中で無くした物を探し出したりします。全てそれらは不安からくる言動になっています。相手の不安を取り除く事が相手を落ち着かせる事につながります。

どうしたら相手の不安を和らげることができるのかを考え行動することが認知症の人と付き合っていく上ではとても大切になってくるのです。

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